岡崎市で2件の墓石工事開始

おはようございます。

矢田石材店の矢田です。

今日は3月11日。

東日本大震災が起こってから4年となります。

月日が経つということは恐ろしいものです。

あの凄惨な風景も、忘れつつある自分がいます。

私たちはあの経験を風化させてはいけない。

自分自身への戒めも含め、昨日野ラジオ出演では、お墓の地震対策についてお話しいたしました。

→ CBCラジオ『つボイノリオの聞けば聞くほど』
10:30頃~【お墓にかようび】

お墓の地震対策については、何回行っても話し過ぎということはありません。

転ばぬ先の杖という言葉もありますように、有事に向けて、事前に備えておけば、イザという時に慌てなくても済みます。

特に今日は地震の話題になります。

緊急持ち出し袋の中身と一緒に、お墓の点検も、ぜひ行って頂きたいと思います。

かつてのお墓というものは、ただ石を上下に積んでいたものでした。

それが、阪神淡路大震災以降、耐震構造を取り入れたお墓づくりが積極的に行われるようになりました。

まずどの辺りが変わってきたのか。

大きな違いは基礎をつくるようになったことです。

昔のお墓は、土の上に置かれていただけです。

しかし、今のお墓は鉄筋コンクリートの基礎をつくります。

お墓はいくつもの石材を組み合わされています。

その土台となる部分をより頑丈につくるようになりました。

ただ、その基礎部分と石材が正しく結合されていないと、どれだけ頑丈な基礎をつくっても大きな揺れで外れてしまいます。

なので、基礎のコンクリートと石材をしっかりとつなげる必要があります。

余談なのですが、数年前にお墓の耐震強度を調べる試験を行いました。

基礎部分をつくるのに、経費削減のため【何でも屋のおじいちゃん】に頼みました。

試験用のコンクリートなので甘く見ていました。

ところがその出来が悪く、試験の前に上の石と剥がれそうになっていました。

試験官から

「どうする?これでもやります?」

と聞かれました。

まあ、一応やりますか、と試験したのですが、やっぱりダメだけでした。

お墓がコンクリートから外れてしまい、バタバタ暴れてお話しになりませんでした。

その時の経験も生かし、今ではコンクリートと、墓石本体とをしっかりと繋ぐようにしています。

そして、いつもお伝えしているように、石材同士はステンレス製の金具を使い、ボルトでつなぎます。

石自体にも、凸凹の加工を施します。

金具だけではなく、構造自体が強度を増すように加工。

そして、ゲル状の緩衝材と要石。

これを無垢の石材が上下に重なる部位に挟み込んで、脱落防止に努めています。

これらの補強は、新しくお墓をつくるときだけではなく、今あるお墓にも取り入れることが出来ます。

お墓参りに行かれて、一番上のお石を軽く押してみて、カタカタするようでしたら、固定出来てない証拠です。

何かあってはいけませんので、早めにご連絡ください。

一時的にしろ、恒久的にしろ、何かしら対策を施した方が間違いありません。

くどいようですが、なぜこのようにお墓を頑丈にしないといけないのか。

それは、お墓は単なる石材でつくられた構造物ではなく、拝む皆さまにとっては、大切な故人さまやご先祖さまそのものとなるから。

心が安らく聖地となるお墓が、例え大震災であっても壊れてほしくはない。

お墓が危険を感じる場所であっては絶対にならないと考えています。

その願いを叶えるために、私たちは日々、頑丈なお墓づくりに臨んでいます。

弊社で行われている 【墓石見学会】では、実際のお墓を揺らす装置もご覧いただけます。

ご興味のある方はぜひお越しください。

さて、そんな地震に強いお墓づくりの基本は基礎工事。

昨日は、地元岡崎市で2件のお墓工事が開始されました。

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こちらの石垣の上にお墓をつくります。

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まずは穴掘りから。

どこの現場でも、スタートは同じです。

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石製の納骨室を配置します。

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砕石を敷きつめ、周囲を叩いて固めます。

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鉄筋を組みます。

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振動機を使いながらコンクリートを流し込みます。

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表面をコテで水平に均します。

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工事終了です。

数日間の養生を経て、次回は土台の設置、そして墓石本体となります。

完成が楽しみですね。

続いても岡崎市で基礎工事。

場所は市営岡崎墓園。

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まずは穴掘りからのスタートです。

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掘り終えた墓所。

深さ、角の美しさを常に気にしながら進めます。

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花崗岩でつくられた、石製納骨室を配置します。

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砕石を敷きつめ、周囲を叩いて固め、地盤を締めます。

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墓所の広さに合わせ、鉄筋を組みます。

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振動機を使いながら、コンクリートを流し込みます。

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表面をコテで均します。

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工事終了です。

最後は、先日の降雨で一旦延期していた、豊田市でのお墓工事。

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外柵の囲いを置しました。

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石材のつなぎ目は、ステンレス製の無垢棒で補強しています。

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工事終了です。

次回、仕上げを行い完成の予定。

すてきな雰囲気のお墓になりそうですね。

完成が楽しみです。

さて、雪も止みました。

今日も張り切って墓地に伺います。

場所は豊田市の地域墓地。

洋風デザインのお墓建立工事です。

そして安城市でも。

こちらは既設お墓のリフォーム工事。

何だか寒さが戻ってきましたね。

負けないように、石に積もった雪を職人たちの熱量で解かします。

今日もお墓づくりに精進します。

感謝


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お墓づくりを行う前に、ぜひ御一読を。

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