名古屋市、西尾市で墓石工事

おはようございます。

矢田石材店の矢田です。

昨日は火曜日でした。

CBCラジオ『つボイノリオの聞けば聞くほど』
10:30頃~【お墓にかようび】に出演の日。

→ https://www.yatasekizai.com/media/

お墓によく用いられている蓮のお花、蓮華についてのお話を致しました。

お墓には蓮模様を彫刻します。

お花そのものをレリーフで彫刻することもあります。

時には蓮華台と呼ばれている、細かい細工を施した立体的な台座を墓石の部材としてつくります。

しかし、この蓮華に何の意味があるのか?

実際よくわからないという方も実は多い。

なので、改めてなぜお墓に蓮の花が用いられているのか?

お伝え致します。

まず仏教とのつながりです。

有名な【法華経】の正式名称は【妙法蓮華経】といい、蓮華そのものがお経の名前にもなっています。

阿弥陀様、観音様などの仏さまは皆さま蓮華の上におられます。

私たちはお亡くなりになった方々の極楽往生を願う訳ですが、いろんなお経の中で、亡くなった方は、極楽浄土にある蓮池の蓮華から一瞬で生まれ変わると記載されているそうです。

このように、仏教とお墓、蓮の花は切っても切れないご縁なのです。

ではなぜ、仏教は蓮華を大切にしているのでしょうか。

蓮は汚れた泥水の中から大きく美しい花を咲かせます。

仏教的にはこの泥水というのが、人生の苦しみや困難を表しています。

その苦しみを乗り越えた先にあるのが悟りであり、美しい蓮のお花が咲き乱れる極楽浄土とされています。

お墓づくりに置き替えてみます。

お墓をつくる前の状態というのは、大切なご家族を亡くされた深い悲しみや、この世の絶望と思えるほどのお悔やみから皆さまスタート致します。

その悲しみを乗り越えるために、ほんのわずかでも、少しづつご供養を繰り返し、徐々に心が解き放たれて行かれます。

悲しみが深ければ深いほど、苦しみがつらいほど、それを乗り越えた先にある悟りと言いましょうか、その解放は大きくなり、人間としても大きく成長されて行かれます。

そういった過程自体が、蓮の花が育つ過程と重なり、お墓や仏教では蓮のお花を大切に致します。

また、【因果具時(いんがぐじ)】という言葉があります。

これは蓮がお花を咲かせるのと同じ時期に種が出来るという特性を持つことから、

「今の自分があるのは過去の積み重ねの結果であるとともに、未来の自分は今の積み重ねの結果になる」

といった意味があります。

どんなにつらくても、今を一生懸命に生きましょうという例え話です。

何となくお墓に刻まれている蓮の花ですが、このような意味を持つからこそ、仏教では重宝されますし、お墓づくりの象徴として蓮のお花が刻まれます。

ちなみに先日もお話いたしましたが、元々お墓は土を盛ったり、目印に石を置いたり、木を植えていたのがルーツです。

そもそも仏教と深い関係はなかったのです。

しかし、平安時代に覚鑁という仏教のお坊さまが、お墓参りに仏教的な要素を取り入れて布教活動を行いました。

そんなことから、現代のお墓の元祖となる考え方が広まったと言われています。

こういった経緯もありますの、仏教と深い関わりのある蓮のお花がお墓には刻まれているのです。

最近では蓮以外のお花をお墓に刻む人も増えてきました。

しかし、今一度なぜ蓮のお花が長い期間ずっとお墓と密接に関わってきたのかという意味を知って頂き、お墓づくりのご参考にして頂けたら幸いです。

ここで少しお知らせ。

今週末、5月13日土曜日から墓石見学会が始まります。

→ https://yatasekizai.com/news/post-7895/

21日の日曜日までの9日間。

岡崎はポップコーン、名古屋はアイスクリームが振る舞われます。

ぜひお越し下さいね。

只今お伝えした蓮の彫刻についてもご覧いただけます。

お待ちしています。

ということで、ここからは昨日行われましたお墓工事風景のご紹介。

お伺い致しましたのは西尾市の寺院さま墓地。

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こちらのお墓を片付けて、新しくお墓をつくる仕事です。

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墓石を移動させ、お施主さまと一緒にご遺骨上げを致します。

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全てのお骨を上げさせて頂きました。

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ここからは再び職人たちの出番。

基礎工事のための穴掘りです。

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掘り終えた溝に砕石を敷き詰め、叩いて締めます。

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石製納骨室を配置し、周囲に鉄筋を組みます。

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振動機を使いながらコンクリートを流し込みます。

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コテを使い、表面を固めながら水平に均します。

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工事終了です。

次回は土台の設置、そして墓石本体へと続きます。

完成を楽しみにお待ち下さい。

続いては名古屋市の寺院さま墓地。

お墓の解体・移動工事です。

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こちらのお墓を片付けます。

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台座石までを移動し、お施主さまと一緒にご遺骨上げ致します。

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お骨のすべてを上げて頂きました。

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機械を使って解体を進めます。

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更地になりました。

続いても名古屋市の寺院さま墓地。

同じく解体・移動工事です。

20170510 (17)

こちらのお墓を片付けます。

20170510 (1)

更地になりました。

全てのご遺骨は、お施主さまが上げて行かれています。

それぞれのお施主さまは、いろんな事情があり、ご決断をされています。

私どもはその想いを知ったうえでお墓仕事を行います。

単なる【モノ】としてではなく、大切な【想い出】【願い】としてお墓は存在します。

どんな物語でも支えることが出来る、最高の黒子を目指します。

さて、本日のお墓工事です。

お伺い致しますのは豊橋市営の梅田川霊園。

そして、地元岡崎の市営墓地。

どちらも外柵の設置工事を行います。

昨日の夕刻から降り出した雨も、すっかり止んでいます。

ありがたい限り。

夜降って、朝止む。

お外で働く職人たちには、一番ありがたい雨。

お天道様に見守られ、故人が喜ぶ明るく元気なご供養のため、今日もお墓づくりに精進します。

感謝


お墓づくりを行う前に、ぜひ御一読を

『心が強くなるお墓参りのチカラ』

矢田が書いた本です。

詳しい本の御案内はこちらから
→ http://haka.yatasekizai.com/media/chikara.html
インターネットの本屋さん「アマゾン」でも販売しています。
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お墓職人がつくる注文墓石専門店   矢田石材店

フリーダイヤル通話料無料  0120-336-772

岡崎本店 愛知県岡崎市大平町字南田潰28‐1
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名古屋店 愛知県名古屋市名東区平和が丘2-213
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ファックス 052―768-6647

営業時間  月~土曜日:8:00~18:00/日曜・祝日:9:00~17:00
      ※名古屋店は水・木曜は定休日です。

私たちの行動指針=
「自慢したくなるような【誇りあるお墓】をお施主さまと一緒につくる」

お墓づくり情報満載のホームページ→ https://yatasekizai.com/
e-mail: info@yatasekizai.com

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