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- 後藤さまご一家

| もくじ |
| ■ もう二度と嫌な思いはしたくない |
今回は磐田市にお住まいの後藤様のお宅にお伺いし、後藤様の御家族と担当者の榊原、矢田、インタビュアーでお墓づくりについて語りました。
― まずはお墓づくりのいきさつをお聞かせ下さい。
はい、一昨年の8月に父が亡くなり、一周忌を前に墓をつくりたいと思いました。本格的に動き出したのは4月で 当初は母が建てる予定でしたが、調整が難航すると一周忌に間に合わないかもしれないと思い、心配で私が窓口になりました。
― まずどんな事から始めましたか。
はじめに墓石について色々調べました。
実は、数年前に家を建てたのですが、建物本体は、再三の協議を経た上でできた設計図を基に契約したのでほぼ納得の行くものに仕上がりました。一方、外溝工事は簡単な指示書だけだったので、あとで「言った、言わない」のトラブルになって嫌な思いをしました。だから墓石を建てる時には外溝の二の舞はしたくないと思い、事前にきちんと打ち合わせをしたかったのです。そのために、私自身も墓石について多少なりとも知識を身につけようと思いました。
。

周囲より少しだけ大きなお墓は亡き父への鎮魂
| ■ 届かない声 |
― 地元の石材店は回られましたか?
チラシを見て何軒か回って説明を受けました。何となく気に入ったものがあったので、その石材店にお願いしようかと色々聞いていると「細かい事をあれこれ言うのなら、買ってくれなくていいよ」くらいの対応をされました。こちらは本気で買おうと思って尋ねているのに、「そういうにわか知識は捨ててきてください」と言われてしまい、不愉快になりました。
― では矢田石材店はどのように知ったのですか?
たまたまインターネットで墓石について調べていたら矢田さんのところがヒットして、三河ならお隣りで風習も似ているので色々見せてもらいました。この石材店の人となら話ができるかもしれないと思い、日程に限りがあったので早速メールをしました。
でもその返事は酷かったですよね、確か。
会う前から断られてすごくショックで、何が気に障ったのか分からないけれど、とにかく怒らせちゃったのだと思い、私からすぐに電話しました。
実は、事前にとても細かい仕様書が届いたのですが、拝見したところ部分的に無理かなって思ったんです。社長と一緒に随分悩みました。でも逆に言えばこのとおりにつくれば納得していただけるのかもしれない。
ただ石は天然のものですから一部叶えられない部分があることをご説明しないといけないというのはありましたね。
| ■ こだわったから得られたものとは |
― お墓づくりについて御親族とどんなお話をされましたか?
主に母と話しました。私も細かい所にこだわる方ですけれど、母は私に輪をかけてこだわる人です。こだわる人って「何がいいの?」って聞くと自分なりに答えがある。でも、それを引き出すのがちょっと大変なんです。でも、本人の要望を事を分けて聴き取れないと「こんなんじゃなかった」って後で言われる。そうなると辛いので、しばらく顔を合わせるのも嫌になるくらい、その都度順を追って徹底的に話し合いました。
― 奥さんはいかがでした?
お金を出すのは夫だったので、夫の納得するものができればいいかなと。
余談ですが、たまに夫婦で「旦那と同じ○○家のお墓には入りたくない」って言う奥様がいるじゃないですか。うちの両親も決して仲が悪かったわけじゃないけれど、以前は母もそういうことを冗談めかしによく口にすることがありました。
― ということは、お母様は別々にお墓を建ててくれといわれたのですか?
まあ、どこまで真に受ける必要があるかは別にしてですが。でも、お墓づくりの打ち合わせが始まってからは、迷わず自分もこのお墓に入るんだっていう気持ちに変わったようです。なにしろ母の意見をすべて取り入れて建てたわけですからね。
| ■ 控えめだった父のために |

― お父さんとの思い出は?
農家の四男として生まれ、いつも控えめな人でした。例えば仕事をやるなら「俺が一番わかってる、だけど別に人前に立たなくたっていい」という人で。生前本人はそれでよかったのでしょうが、亡くなってからもあまりに地味すぎるのもどうかと思い・・・。だからお墓は少しでも立派なものを建ててあげたいと思いました。
とは言っても子供の頃、悪さをすれば父に殴られたりしましたから、怖い存在でした。大人になってからは適度な距離でしか関わりを持てなくて「おお、元気か」とあいさつ程度のやりとりで、母と話すのとは違って取り立てて会話がなかった。互いに粗末にしているわけではなくて、むしろ気に掛けているのにそれを表わすのが苦手な方でした。
― 確かに親子ってそんなところがありますね。
でも年を重ね、少しずつですが気持ちに変化がありました。亡くなる2、3週間前でしたか、私が使ってみて履き心地のよいサンダルがあったので、父の足に合った同じ物を持って行きました。本人が履いてくれたらよかったのですが、昔気質の人だから、もったいないってすぐに履いてくれず、亡くなってしまいました。「親父、よかったらこれ使って」とようやく気負わずに接することができるようになったところでしたので残念でした。
| ■ 父の趣味 |
― お父様は切絵が趣味だったと伺いましたが。
ええ、墨で元絵を描いてきて、その下に色紙を敷き重ねて、白い箇所を切り抜くのです。二度手間ですが、本人はそのプロセスが楽しかったみたいです。

父のお墓があるお寺です

昔気質で控えめな父でした
| ■ 完成したお墓を見たとき |
― お墓ができあがった時の感想をお聞かせください。
ちょうど、私の仕事が一年で一番忙しい時期でしたし、特にその年は妻が初めての出産を控えていたので大変でした。でもとにかく母に喜んでもらえるものが無事にできてよかったです。
文字がなかなか決まりませんでしたよね。実は、母がたまたま見掛けたお墓の文字を気に入ってしまった。そこで、妻の叔母が書家なので、急遽同じように書いてもらいました。日程にあまり余裕がなくいつも綱渡りでしたが、その割には思い通りのものがつくれました。
| ■ 距離は問題ではない |
― 遠方ということに不安や不満はありませんでしたか?
この距離なら問題ないですね。むしろ、距離の問題じゃないですよ、具体的に協議し、話を詰める気があれば、詰まるし伝わる事なので。
一日でも早く校正中の図面を戻し送り返さないと榊原さんからも次のが出てこない。だから少しでも早くっていう事を自分なりに心掛けていました。キャッチボールのようにお互いしっかりとその都度投げ返すしかない。

完成するまでにたくさんのやりとりがされた(資料の一部)
僕も距離の問題じゃないと思います。後藤さんとは本当に何回もやりとりさせてもらい、ご要望もたくさんいただきましたけれど、大変ではなかったです。例えば修正箇所の確認をお願いすると返信をすぐ出してくれる。非常に助かりました。
遠方と言えば、姉と弟がいるのですが、矢田さんのブログに載った我々のお墓の工事過程を見て安心してくれていたようです。「岡崎から来てくれる」って言っても、やはり大丈夫かなって思いますよね。全員集まって家族会議はできないので、ご面倒かもしれないですが、これからもできるだけその都度タイムリーに工事の写真を載せてください。
| ■ これからお墓を建てる方へ |
― これからお墓をつくる方へアドバイスをお願いします。
みなさん本当はじっくり考えて建てたいけれど、忙しくて考える時間もなくてなかなか遠くの石材店まで足を運べないと思います。でも納得がいくお墓を建てたいならば、しっかり相談に乗ってくれる人、またその思いを大事にしてくれる石材店にお願いするのがいいと思います。
今回、後藤さんは時間もかけて、御自身でも相当動かれていますよね。
それがよかったと思います。
― 貴重なお話をありがとうございました。
※ 取材日時 2010年3月
他のお施主様のお話はこちらです
「母がお墓参りをしやすいようにと思い立ちました」
(2011年9月)
「商売人らしくなく、
素朴で信用出来ると思いました。」
(2011年9月)
「ホームページを見て本当かどうか確かめたくなりました」
(2011年9月)
「主人が喜んでくれるようなお墓をつくりたかったんです」
(2010年5月)
「親父の想いを何とかして実現したかった」
(2010年3月)
「お墓には何とかして姉を入れてあげたかったんです」
(2010年2月)
「石の価格と品質が一致しないことに驚きました。」
(2008年7月)
「お墓ができてから息子たちが意外とお参りに行ってくれるんです」
(2008年6月)
「良いものを買うにはこだわりを持った事前準備が大切ですね」
(2008年5月)