墓石をはじめとする石造物への地震対策


●京都市紫野
●施工日2007年10月15日・16日

大徳寺大仙院
「歴代ご住職様の墓石」

寺院内部


寺院内

沢庵和尚が宮本武蔵に剣道の極意を教え、千利休が秀吉に茶をさしあげたとされる名刹

茶の湯文化とも縁が深く、日本の文化に影響を与え続けてきた京都市北区の臨済宗・大徳寺内にある塔頭寺院です。JR東海の「そうだ、京都、行こう」のポスターに起用されたのは記憶に新しいところ。
本坊の奥に位置する大仙院は、永正6年(1509年)に大徳寺76世住職・古岳宗梗亘(こがくそうこう、大聖国師)によって創建されました。現在大徳寺には、22の塔頭がありますが、その中でも最も尊重される名刹であり、沢庵和尚が宮本武蔵に剣道の極意を教えた所としても有名です。また、室町時代を代表する枯山水、千利休が秀吉に茶をさしあげたことで、名が知られる茶室も見どころの一つとされています。

塔頭


●奈良県大和郡山市
●施工日2009年3月18日

額安寺「宝篋印塔」

寺院外観

聖徳太子が学問修行の道場(熊凝の精舎)を建てたとされる古刹。
約800年前の宝篋印塔へ施行。

宝篋印塔
宝篋印塔

【額安寺(かくあんじ)】
聖徳太子は、ここに学問修行の道場(熊凝の精舎)を建てられ、叔母君推古天皇は、この精舎に寺号<額安寺>を賜ったと伝えられています。このあたりは古代水運の要所であり、額安寺は、その受け入れ口に規模壮大な七堂伽藍を備えた寺として臨んでいました。しかし時と共に衰退し、鎌倉時代には高僧忍性等によって一時復興されましたが、後に兵火のため講堂一宇(今の本堂)を残すのみとなってしまいました

【宝篋印塔(ほうきょういんとう)】
昭和53年4月20日に郡山市の市指定文化財となる。文応元年(1260年)の建立。総高283.3cm、基礎東面各狭間に「文応元年十月十五日願主永弘・大工大蔵安清」の刻銘がある。各部の均衡がよく、荘重典雅な古塔で、鎌倉中期の様式の特色をよく表す。国内で2番目に古く、また石工の名が刻まれた在銘の宝篋印塔としては日本最古である。


●奈良県奈良市
●施工日2009年3月31日

元興寺(世界遺産)「春日灯篭」

日本最古の仏教寺院。
国宝を多数所有し、国宝極楽堂と国宝禅室は、世界遺産にも登録

春日灯篭
元興寺外観

元興寺外観

【元興寺(がんごうじ)】
奈良市にある、南部七大寺の1つに数えられる寺院です。蘇我馬子が飛鳥に建立した、日本最古の本格的仏教寺院である法興寺がその前身です。平成10年12月、「古都奈良の文化財」の一部として、国宝極楽堂と国宝禅室が、世界遺産にも登録されています。また、多くの庶民信仰資料が保存されており、古代・中世から現代に及ぶ長い歴史を実感できる名刹です。

【国宝】
・極楽堂
・禅室
・五重小塔

【重要文化財】
・東門
・板絵智光曼茶羅図
・木造阿弥陀如来坐像
・木造弘法大師坐像
・木造聖徳太子立像 善春等作

【重要有形民族文化財】
・中世庶民信仰資料一括


●愛知県刈谷市
●施工日2009年9月24日

金勝寺「石灯篭」 ※人災対策として施工

金勝寺と石灯篭

蓮如上人ゆかりの古刹。
所蔵する蓮如上人裏書は市指定文化財

石灯篭
山門

石灯篭

【金勝寺(こんしょうじ)】
高布山金勝寺は文明16年(1484年)9月22日「参川国 碧海群 高津浪道場」(蓮如上人裏書、市指定文化財)として出発した525年の歴史のある蓮如上人ゆかりのお寺です。
開基慶宗は蓮如上人から「六字名号」「方便法身尊像」の御本尊を賜りました。
最も古い建造物は、鐘桜で寛延4年(1751年)、11代恵玄の時、ついで、本堂が安永5年(1776年)、12代勤隆によってつくられ、共に棟札が現存しています。
現住職で22代目、「誕生児初参り」など老若男女に親しまれるお寺として有名です。


●愛知県岡崎市
●施工日2009年9月25日

大樹寺「無縫塔」

徳川氏(松平氏)の菩提寺。
総本山知恩院 八十五世
藤井應實上人のお墓へ施工

大樹寺外観
大樹寺外観

ご住職

【大樹寺
(だいじゅじ・だいじゅうじ)】
愛知県岡崎市(三河国)にある大樹寺は、山号は成道山。正式には成道山松安院大樹寺(じょうどうさん しょうあんいん だいじゅじ)と称する。徳川氏(松平氏)の菩提寺であり、歴代当主の墓や歴代将軍等身大の位牌が安置されています。

【地震対策対象物】歴代ご住職様の無縫塔へ地震対策をさせていただきました。
□當山 明譽上人 五十八世 (総本山知恩院 八十五世 藤井應實上人)
□當山 進誉上人 五十九世 (大本山光明時 百拾世 藤吉慈海上人)
□當山 光譽上人 六十世 (北九州市 善光寺開山 二本松聖順上人)

【重要文化財】・多宝塔・絹本墨画淡彩如意輪観音図・大方丈障壁画

【愛知県指定文化財】・山門・木造阿弥陀如来坐像・絹本著色山越阿弥陀如来 図ほか

無縫塔


●愛知県岡崎市
●施工日2009年9月25日

大樹寺「石灯篭」
※人災対策として施工

大樹寺屋根

徳川氏(松平氏)の菩提寺。
徳川吉宗の時代に水野岡崎城主が寄贈した石灯篭へ施工

石灯篭
大樹寺外観

【大樹寺
(だいじゅじ・だいじゅうじ)】
愛知県岡崎市(三河国)にある大樹寺は、 山号は成道山。正式には成道山松安院 大樹寺(じょうどうさん しょうあんいん だいじゅじ)と称する。徳川氏(松平氏)の菩提寺であり、歴代当主の墓や歴代将軍等身大の位牌が安置されています。文明7年(1475年)松平親忠が創建永禄3年(1560年)桶狭間の戦いで今川軍は敗走し、松平元康(のちの徳川家康)はここに逃げ帰り、先祖の墓前で自害しようとしたが、住職の登誉に諭されて思い留まった。
慶長7年(1602年)勅願寺となりました。

【地震対策対象物】
寛保三年(1743年)徳川吉宗の時代。水野岡崎城主が寄贈した石灯篭に地震対策させていただきました。


●名古屋市桶狭間
●施工日2010年2月4日

桶狭間古戦場公園
『今川義元公の墓石』

桶狭間古戦場公園

駿河、遠江、三河の3国を支配し、海道一の弓取りと呼ばれた戦国大名、今川義元。
不運に見舞われた桶狭間の地で、【駿公墓碣】の名のもとに眠る

今川義元公の墓石

地震対策の様子

戦国時代の武将、今川 義元(いまがわよしもと)は、駿河国(現在の静岡県中部)の守護大名であったが、天文22年(1552年)に「今川仮名目録」の追加法を制定し、幕府からの独立を果たして戦国大名となる。駿河今川家第9代当主であり、足利市の傍流吉良氏の分家にあたる。【海道一の弓取り】とは東海地域一番の武将という比喩であり、栄ある武将として評価が高かったことを言い表しています。政治・軍事に関しては名だたる戦国大名の中でも卓越した手腕を持ち得た人物で、特に内政面において辣腕を振るい、制作商業保護や流通統制、寄親寄子制度による家臣団の結束強化を図るなど優れた行政改革を進めました。領土も駿河・遠江・三河、そして尾張の一部にまで拡大し、今川家の最盛期をつくりだした人物です。