雨のため 工場で石材加工

おはようございます。

矢田石材店の矢田です。

昨日は今日は火曜日でした。

CBCラジオ『つボイノリオの聞けば聞くほど』
10:30頃~【お墓にかようび】に出演の日。

→ https://www.yatasekizai.com/media/

 

前回に続きまして、お墓で使われる“石”のお話第二弾。

【岡崎の石】について改めてご紹介致しました。

何度かお伝えしているとは思いますが、岡崎市は全国に名高い石の町で、日本三大産地のひとつとされています。

三大産地とは、茨城県の真壁、香川県の庵治、そして愛知県の岡崎です。

それぞれ真壁は関東圏、庵治は関西圏、岡崎が中部圏の石の供給源ということになります。

 

ただ、かつては、という注釈が入ります。

その理由としては、現代は巨大産地 中国がございます。

とはいえ、日本の石を加工するとなると、やはり日本の産地の力はまだまだ侮れません。

そして、日本においての石材産地は、良い質の石がとれるだけではなく、石を加工して、品質の良い石製品をつくる機能があることを同時に意味します。

なので、岡崎も石が採れるだけではなく、腕の良い石の職人がたくさんいるので、産地として認知されています。

 

その岡崎の石の歴史について少しお伝えすると、今から約400年以上前にさかのぼります。

天正18(1590)年、岡崎城主となった田中吉政が、城下町整備に関わる堀や石垣の築造に必要な石工を河内や和泉(現在の大阪府)より招き、随念寺が門前の土地を貸してこれを保護されました。

これが岡崎における石工業発展の起源とされています。

 

その後、築城を終えた石工が住み着いた理由としては、岡崎では良質の花崗岩が産出されたことが挙げられます。

そして東海道の宿場町・城下町として、旅人により特産品として石製品が宣伝されていきました。

矢作川から三河湾へと海運によって、江戸その他各地へ石製品を搬出することが出来たことも、発展していった大きな要因です。

これらの背景のもと、「石都岡崎」の歴史が積み重ねられてきているわけです。

 

【岡崎の石】の特徴としては、良質な御影石(花崗岩)の産地ということです。

主には石目の細かい細目と呼ばれる青石系と、白色の中目と2種類あります。

墓石の高級材として使われるのは「青石」の方です。

青石と呼ばれてはいますが、グレーといえば、グレーです。

ただ、他の石などと比べれば青みがかった色合いです。

見た目の色以外の特徴としては、きめが細かく、硬度が高い為、形状が崩れません。

そして岡崎市内で採掘される青石には「牛岩石」「吉祥石」「小呂石」などがございます。

 

よく地元で採掘されているから、運賃などがかからず、比較的安いのだろうと思われる方がいらっしゃいます。

しかし、残念ながら逆でございます。

色合いが濃いので、きれいに揃えるため、材料が多めに必要になります。

また、石が郊外で採れる産地では土地の価格が安い分、石も割安となります。

しかし、岡崎は市街地から近い場所で石を採掘しているため土地も高く、墓石用の石としては、全国平均より、かなり高額となってしまいます。

採掘してきた原石が墓石になる製材率も10%程度と、割と大変です。

結果的に岡崎の青石でつくるお墓は、高価なものとなってしまいます。

 

とはいえ、やっぱり地元の石です。

私どものお店で最も多いオーダーは、“岡崎”の石です。

その理由としては、お墓をつくることは、社会的にも、経済的にも一人前になった証。

お亡くなりになった方々を供養するのにふさわしい石は何かと考えたときに、やっぱり地元の石でお墓をつくってあげることは、故人さまのご供養になると考える方が多いのです。

 

先月オープンした西尾店にも、岡崎の牛岩石、小呂石、吉祥石が展示されています。

ご参考 → https://yatasekizai.com/access/nishio/

是非お時間のある方はご見学して下さい。

太陽と影の関係で、午後の方が寄り映え良く、ご見学いただけますので、ご参考ください。

 

さて、ここからは昨日のお墓工事のご紹介です。

安城市の地域墓地で和型墓石の建立工事を行いました。

しかし、工事開始から数分で降雨。

急いで広げた道具などを非難することに。

1時間ほど雨宿りいたしましたが、結果的に止まないので中止することに。

現場の長の判断でお、施主さまにもその旨伝えて帰還致しました。

残念・・・。

工場に戻り、加工の仕事に合流致しました。

 

ここからは加工風景のご紹介です。

20171115 (2)

石を磨いています。

20171115 (1)

仕上げ加工を行い、最終の検品を致します。

20171115 (6)

香炉を磨いています。

20171115 (5)

再建工事で回収してきた石材を加工いたします。

20171115 (3)

班長は若手に指導しながら仕事を進めます。

このように。施工に行けない時は工場で加工の支援を行います。

結果的に工場での加工が進みます。

そして晴れた日は、逆に工場で働く職人が墓地での施工を支援いたします。

お墓づくりは団体戦。

職人たちも助け合いが大切です。

 

そしてお伺いしてのお打ち合わせは豊田市へ。

そして一宮市。

一宮市の寺院さまへも伺い、お打ち合わせを行いました。

良いお話し合いが出来、今後が楽しみです。

 

さて、本日のお墓工事です。

お伺い致しますのは、昨日延期になった安城市の地域墓地。

和型墓石の建立工事を行いました。

そして豊川市の地域墓地。

こちらでは新しくお墓工事が始まります。

お施主さまもご参加いただき、お骨上げを行う予定です。

雨降って地固まる仕事になると幸せですね。

故人が喜ぶ明るく元気なご供養のため、今日もお墓づくりに精進します。

感謝


お墓づくりを行う前に、ぜひ御一読を

『心が強くなるお墓参りのチカラ』

矢田が書いた本です。

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お墓職人がつくる注文墓石専門店   矢田石材店

フリーダイヤル通話料無料  0120-336-772 (岡崎・西尾 共通)

岡崎本店 愛知県岡崎市大平町字南田潰28‐1
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※名古屋店は水・木曜は定休日です。
※西尾展示場は自由見学なのでいつでも開いています。

私たちの行動指針=
「自慢したくなるような【誇りあるお墓】をお施主さまと一緒につくる」

お墓づくり情報満載のホームページ→ https://yatasekizai.com/
e-mail: info@yatasekizai.com

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