岡崎市、蒲郡市で墓石工事

おはようございます。

矢田石材店の矢田です。

昨日は火曜日でした。

CBCラジオ『つボイノリオの聞けば聞くほど』
10:30頃~【お墓にかようび】に出演の日。

→ https://www.yatasekizai.com/media/

先日のブログで、

【エンディング展についてお話いたします】

と伝えました。

しかし朝刊を読んでいると、知った顔、そして墓石の文字が躍っていました。

これは皆さんにお伝えしなければ、と思い、急きょ予定を変更してもらい、

『墓石の地震対策』ネタ

でお話いたしました。

具体的には、中日新聞西三河版の記事。

株式会社安震の免震ゲルという緩衝材の紹介です。

実はこちらの素材、矢田石材店でつくられているお墓にはすべて入っている、最先端のお墓の地震対策アイテムです。

この記事の中にもあるのですが、実はこの免震ゲルをつくっているのは、私たちと同じく岡崎市にある会社。

代表が杉田規久男さんという方。

実は私の石屋の先輩です。

同時期に通ってはいませんが、小学校、中学校、高校も同じです。

矢田が石屋の修業を終え、地元岡崎に帰ってきたときからずっと面倒見てもらっています。

とっても尊敬できる方です。

そもそも老舗石材店の8代目としてピカピカのキャリアをお持ちの方なのですが、大きな地震で墓石が壊れる状況を痛ましく思い、ご自身が発明した、この【安震はかもり】を普及させるため、独立して新しく会社をつくられました。

そしてこのゲルを使って、墓石が本当に壊れないかどうかを何回も試験致しました。

矢田石材店はその時に試験用の墓石を加工したり、試験の時に職人として何回も立ち会っています。

ゲルづくりは出来ませんが、試験には協力させて頂きました。

それで、杉田さんは10年ほど前からこのゲルの普及に努めています。

現在ではなんと全国で150社ほどの石材店が同じ工法でお墓をつくっています。

総数で13万基の墓石に使われているそうです。

先日も岡崎市内の方からご依頼を受け、お墓の地震対策施工を行いました。

お墓の上の石、2部材をいったん外し、石と石の間にゲルを挟み込んで、専用の接着剤で補強します。

お墓の石に一切加工をせずに補強できます。

リフォームによる傷みもなく、最も安全な石造物への地震対策といえます。

その証拠に、千利休などに縁のある、京都大徳寺大仙院の歴代ご住職のお墓や、奈良県の世界遺産【元興寺】で、石灯籠への地震対策に使われています。

この辺りですと、岡崎の大樹寺、豊川稲荷などでも石造物の地震対策をさせて頂きました。

これらの施工は矢田石材店が職人として参加していますので、結構詳しいのです。

どうして有名な寺院などから仕事が来るのか?

考古学の先生によりますと、歴史的石造物への補強は、元に戻すことが出来るかどうかが大切。

石に穴をあけたりする補強は、石を痛めることになるので絶対にNGらしいです。

その点、この免震ゲルと接着剤を併用した工法は、石へのダメージがほぼありません。

こういう理由で重宝されているそうです。

最近では石造物だけではなく、工場などの機械設備や室内の自動販売機にも応用して使われているそうです。

もし、工場などの設備で地震の被害があったら大きな損失になるとお考えの社長さんがいらっしゃいましたら、ぜひ一度お声がけください。

ご紹介いたします。

もちろん、従来通りの墓石や寺院の石造物の地震対策も承っております。

遠慮なくご相談ください。お待ちしております。

ということで、その『免震ゲル 安震はかもり』を使用した墓石工事。

昨日は蒲郡の寺院さま墓地へ伺い、和型墓石の建立工事を行いました。
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外柵内部につくられた、コンクリートの基礎に下地をつくります。

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一枚石の芝台を設置します。

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設置された芝台をコンクリートとつなぎます。

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続いて台座石を設置します。

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竿石を吊り下げて設置致します。

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石材が上下に重なる部位には地震対策を施します

中心には脱落防止の【要石】。

4隅にはゲル状の衝撃吸収材【安震はかもり】を配置。

バック材で四周を囲い、接着剤の結合強度を均一に高めます。

一つだけではなく、色々な施工方法を織り交ぜてお墓を守ります。

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竿石底面の凹に、要石の凸が収まります。

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竿石を叩いて締めながら微調整します。

位置、傾き、バランスを整えます。
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墓石の周辺をきれいに均します。

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石材と石材の継ぎ目をシーリングして工事終了です。

残すは仕上げ工事のみ。

もうすぐ完成です。

楽しみにお待ちください。

続きましては岡崎市の寺院さま墓地。

こちらでは外柵の設置工事が行われました。20170621 (2)

枠を構成する石材を設置致します。

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据え付けた石材をステンレス金具で固定します。

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墓石本体の設置部分に鉄筋を組みます。

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振動機を使いながらコンクリートを流し込みます。

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コテを使い、表面を固めながら水平に均します。

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工事終了です。

養生して次回の工事を待ちます。

次はいよいよ墓石本体の設置工事。

完成が楽しみですね。

もうしばらくお待ち下さい。

そして、昨日は午前中に岡崎店へご予約の方がご来店。

名古屋店のメンバーは寺院さまへお伺い。

午後からは豊田市、西尾市へ伺ってお墓づくりのお打ち合わせを致しました。

次回のご提案など、楽しみにお待ち下さいね。

さて本日のお墓工事・・・。

といきたいところですが、あいにくの雨模様です。

梅雨入り後やっとの雨です。

ということで、今日は墓地に伺ってのお墓工事はお休み。

工場で石材加工に励みます。

そして岡崎店は午前中に3組のご来客予定。

午後からは田原、豊田へ伺ってお墓づくりのお打合せをさせて頂きます。

水不足が心配でしたからね、雨でも納得、受け入れられます。

故人が喜ぶ明るく元気なご供養のため、今日もお墓づくりに精進します。

感謝


お墓づくりを行う前に、ぜひ御一読を

『心が強くなるお墓参りのチカラ』

矢田が書いた本です。

詳しい本の御案内はこちらから
→ http://haka.yatasekizai.com/media/chikara.html
インターネットの本屋さん「アマゾン」でも販売しています。
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お墓職人がつくる注文墓石専門店   矢田石材店

フリーダイヤル通話料無料  0120-336-772

岡崎本店 愛知県岡崎市大平町字南田潰28‐1
電話    0564-73-2018
ファックス 0564-73-2058

名古屋店 愛知県名古屋市名東区平和が丘2-213
電話    052―768―6620
ファックス 052―768-6647

営業時間  月~土曜日:8:00~18:00/日曜・祝日:9:00~17:00
※名古屋店は水・木曜は定休日です。

私たちの行動指針=
「自慢したくなるような【誇りあるお墓】をお施主さまと一緒につくる」

お墓づくり情報満載のホームページ→ https://yatasekizai.com/
e-mail: info@yatasekizai.com

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